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Sayonara Wild Hearts

発売日:2020/02/25

開発:Simogo

販売:Annapurna Interactive

海外ストアのみ(執筆時)

日本語字幕有(言語依存はほとんどなし)

Xbox One Xエンハンスド:×

4K:○

HDR:×
クリアまでのプレイ時間:およそ2時間ほど(スコア気にせずクリア)

【良かったところ】
・リズムアクション+レース+シューティングの見事な融合
・ハイセンスなローポリゴングラフィック

・黒、赤紫、青紫の3色を基本としつつ変化にとんだ色彩設計
・シンメトリーを多用した画面構成
・一つ一つのアクションパートが短く、どんどん変化していくので飽きることがない
・3Dと2Dの空間構成の巧みさ
・リトライが瞬時に行われる&チェックポイントが多い
・ゲーム本来の『操作する楽しさ』に満ち溢れている
・方向移動とワンボタン操作だけとは思えないほど、バラエティに富んだ数々のステージ
・ゲーム内音楽のクオリティの高さ
・プレーヤーのアクションがBGMとリンクする気持ちよさ
・音ゲーのリズム譜の上を縦横無尽に飛び回るような体験
・クールでポップなキャラクターデザイン
・セーラームーン的な外連味溢れる殺陣のシーン
・とてもエモーショナルなシナリオ

 

【イマイチだったところ】
・初見殺し

・シナリオ的なリプレイ性は低い(完全クリアのためのリトライは別)
・光過敏症の方にはプレイをおすすめしない

・普通にプレイしていたらまず気づきづらい実績の数々

 

【まとめ】
ゲームをしていて久しぶりに画面の中に入ってしまったかのような体験をした。
VRゴーグルなどなくても、適切なスピードと適切な音楽がありそこにプレーヤーのアクションがリンクした時、我々はゲームと一体化するのだと改めて感じた。
VRゴーグル無しのVRゲームと言ってもいいかもしれない、そのくらいのめりこんだ。

クリアするだけなら1時間程度かもしれない。
でもその1時間はとても幸せなものだ。
なにより曲とアクションのリンクぶりが心地よい。
どんどん前のめりになっていく自分がいた。

おしゃれでクールなゲームと言われるものにはゲーム的な楽しさにかけるものが少なくないと感じることもある。
でもこのSayonara Wild Heartsはゲームとして最高に楽しいのだ。
そのうえクールでポップ。

一部難易度が高いところもあるので、アクションの苦手な私は何度もリトライした。
でも、1ステージが1~2分のものがほとんどで、リトライもスムーズ&チェックポイントも多いためさほど問題は感じなかった。
一応、救済策があり何度も同じところでミスをしていると『この部分をスキップしますか?』というメッセージが出てくるのでその点も安心。

アクションに関しても序盤は一つ一つのアイデアを単独で提供してくるが、後半のミックス具合は脳から変な液体が出そうになるほど中毒性が高くやりごたえがある。
アウトランやソニック、パンツァードラグーン、スペースハリアーといった『明らかにSEGA好きだろあんた?』っていうステージがあるのも楽しい。

シナリオもとてもエモーショナル。
恋に破れた少女が電脳世界を旅していくのだが、得点要素がハートの形。
ひたすらハートを得ることでゲームとしてのスコアも上がるし、ハートを追いかけることがクリアルートになっているのもにくい演出。
ラストステージではちょっと涙腺を刺激されてしまったことはないしょだ。

大画面と大音量で楽しんでもらいたい超おすすめゲーム。

2019/09/29 中の人1号 ナヴェ

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